fc2ブログ
Shangri-la  絵が描ければそこは楽園
11≪ 2023| 1234567891011121314151617181920212223242526272829303112/ ≫01
昼飯。
またもや続き書かずにわき道それますよ。

bed.jpg

話の流れに使えないんでここに置く。兄ちゃんベッドでダラダラの図。
視線のむこうはテレビで深夜ワールドカップ見てんでしょ。
日本まけちゃったけどいい試合だったらしいですね。私は睡魔に負けて寝ましたが某所のタイムラインがいい空気だったのでタイムリーに味わえなかったの残念とか。



で、やっとグリーンが登場ですよ。
へい、緑川タツヤてめーの出番だぜ!

では↓どぞ

某工業団地一角の某会社。

月曜の会議資料作成のため営業二課の赤城組のメンバーが全員内勤の土曜日。
そしてあっという間に昼休みが。

「はーーい飯!飯!」
リーダーたる赤城タロが手をパパンと鳴らし全員の手を止める支持を出す。
「うぐぐぐぐぐうぐ」
一番小さいのが一番伸びていた。今年入ったばかりの緑川タツヤ。
「おう、ずいぶん窮屈だったみたいだなミドリ」
赤城の隣の席からギイイイイイイイイイと椅子の背もたれを鳴らし斜向かいの緑川に言うのは青山ケンジ。
「デスクワークはムリっす!」
伸びてた腕を下ろしアハハと笑う。ホントに疲れてる様子。
「バーカ、外営業単独で出来るようになってから言え」
声と同時に消しゴムが飛んでくる。
見事頭にバシンと命中。
「やめてくださいよ青梅さん!!」
当たった弾みで緑川の席の隣の黄山のデスクに転がる・・・。
拾いにこやかに「はいどぞ」と青梅に返す。
「サンキュー、で飯はどーする?」
デスクの周りを適度に整理し席を立つ青梅。

「俺、食堂だけど皆はー?」
タバコとライター、ケータイ持って移動する赤城。
「俺も」
赤城の後ろに青梅。
「ハイ!ハイ!俺も社食行きます!」
慌てて付いてく緑川。
「私はここでお昼にするわ」
自席から手を振る桃井。
「ボクは駅まで用あるんでついでに昼ごはん買ってきますよ」
と、黄山。

「んじゃ、ちゃんと昼休みは休んでねー」
手を振り三人は社食に向かう。

さて、土曜日は空席が多い社員食堂。したがってメニューも平日より減るわけだが、寮の食堂も兼ねているためほとんど無休で営業している。安値で給料前の社員にはもってこいってこと。


「タツヤ、おごってやるよ!」
赤城が言う。
「え?」まじすか!!!

syasyoku1.jpg
「今日は俺のおごりだ」
ただし、日替わり定食500円。安月給の新人には500円でもありがたいのだ。


syasyoku2.jpg
「まじすか!!!」
食堂全部に響きわたる緑川の声。

現金なヤツ。

「にぎやかだと思ったらアンタたちかい、いつも元気だねえ」
にこやかな笑顔で配膳室から顔を覗かせるココの主。
「こんちはキヌエさんいつも以上にお美しい、こいつ成長期だからご飯すこし大目にしてやってよ」
と、青梅。
「あらケンちゃん相変わらずお世辞うまいわねーー、今日は事務のお嬢さんたち少ないけど残念ねぇ?」
キヌエさんニヤニヤ。
「また、キヌエさんが居ればいいじゃないですか、A定食で」
食券を渡す。
「ハイハイ、おまけなんか付けませんからね皆平等♪で、二人は500ね」
「青梅さん!!成長期とかガキじゃないんですからね!!」
ぎゃーぎゃー緑川が騒ぐ。

先に出されたのは500円の二人のほうで即、席についてがっつき始めた。
あとから青梅がやってきて
「緑川、俺もおごってやるよ」
差し出されたのは牛乳。

「・・・。」

スポンサーサイト



2010'07'01(Thu)00:21 [ 妄想の絶壁 ] CM0. TB0 . TOP ▲
COMMENT
コメントする














秘密にする?

    
この記事のトラックバックURL
http://aka77.blog27.fc2.com/tb.php/110-bc63d35c
trackback